赤毛のアン
L・M・モンゴメリー/著 掛川恭子/訳 講談社
赤毛でそばかすだらけのみなしごアンが、マシューとマリラの兄妹にひきとられてまきおこす数々の事件。美しい自然と暖かい兄妹の愛情に見守られて、アンは楽しい少女時代を過ごす。 |
あしながおじさん
J・ウェブスター/作・画 坪井郁美/訳 福音館書店
孤児のジュディは、匿名の人物からの援助で大学へ行けることに。その人を「あしながおじさん」と名づけたジュディは、楽しい大学での日々をせっせと手紙で報告する。ユーモアと愛にあふれる永遠の名作。
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エヴァが目ざめるとき
ピーター・ディッキンソン/作 唐沢則幸/訳 徳間書店
野生動物のほとんどが絶滅した近未来。チンパンジーの研究者であるパパと出かけて事故にあった時、エヴァは13歳の女の子だった。だが、200日以上の昏睡からようやく目覚めたとき、エヴァが鏡の中に見たものは……。
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影との戦い(ゲド戦記1)
ル=グウィン/作 清水真砂子/訳 岩波書店
多くの島からなる世界アースシー。血気にはやる高慢な魔法使いの少年ゲドは、魔法の修行中、禁じられた呪文で死の影を呼び出してしまい、厳しい試練に立ち向かうことになる。
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風が吹くとき
レイモンド・ブリッグズ/作 さくまゆみこ/訳 あすなろ書房
ジルとヒルダの平凡な日々を突如襲った強い光と風。それが意味するものは……。漫画のコマ割りの手法で描かれた世界的なベストセラー。 |
カラフル
森絵都/作 理論社
一度死んだはずのぼくに向かって、天使が言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」ぼくは、他人のからだにホームステイして、前世で犯した悪事を思い出さなくてはならないという。 |
木を植えた男
ジャン・ジオノ/原作 フレデリック・バック/絵 寺岡襄/訳 あすなろ書房
南フランスのプロヴァンス地方。荒れ果てた土地に、ひとり、どんぐりを植え続ける男がいた。男は、羊飼いのエルゼアール・ブフィエ。彼の植えたどんぐりは、やがて大きな木に成長し、広大な森がよみがえった。
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ともしびをかかげて
ローズマリ・サトクリフ/作 猪熊葉子/訳 岩波書店
若い軍人アクイラは、去っていくローマ軍団を脱走し、家族のいるブリテン島に残ることを決意した。数々の苦難を経験しながらも、意志を貫いて生きていくアクイラの姿を描く。
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バッテリー
あさのあつこ/作 佐藤真紀子/絵 教育画劇
「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ。」投手としての才能に絶大の自信を持ち、それゆえに時には、冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、豪はミットを構えた。
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はてしない物語
ミヒャエル・エンデ/作 上田真而子・佐藤真理子/訳 岩波書店
少年バスチアンが読んでいた本の中のファンジエン国は、正体不明の「虚無」におかされ、滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。現実と物語が交ざりあった壮大なファンタジー。
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ファーブル昆虫記
ファーブル/著 奥本 大三郎/訳 集英社
辛抱強く観察と実験を繰り返し、昆虫の習性や行動、本能を解明したファーブルの世界的名著。そこには、驚きに満ちた虫の世界が広がっている。
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坊っちゃん
夏目漱石/著 岩波書店
松山の中学に数学教師として赴任した江戸っ子の坊っちゃん。校長の「狸」や教頭の「赤シャツ」は権力を振りかざし、生徒たちはいたずらで手に負えない。正義感に燃える坊っちゃんの奮闘が始まった。
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レ・ミゼラブル
ヴィクトル・ユゴー/作 清水正和/編・訳 福音館書店
一切れのパンを盗んだために、19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。19世紀前半の激動の時代に生きる人々の群像。 |
若草物語
L・M・オールコット/作 矢川澄子/訳 T・チューダー/画 福音館書店
南北戦争時代のアメリカ。個性豊かなマーチ家の四人姉妹は、父の不在と貧しさの中でも、くじけずに精いっぱい生き、成長していく。読みつがれて、今なお共感を呼ぶ名作。 |
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